合成香料 高価な香水も大部分が合成香料
香りが流行っていますが、「良い香り」と思っても、大部分のものが石油から作られる合成香料です。
それが高価とされるものでもほとんどが合成香料で作られています。
実は香りの歴史は、日本の方が6世紀と古く
ヨーロッパでは、14世紀末に
ラベンダーやローズマリーの薬草をアルコールとともに蒸留した蒸留酒が、
内服薬や外用薬として作られるようになったのが始まりです。
16世紀にイタリアの修道院で蒸留技術、香水制作が盛んになり、
フランスにもたされました。
16~19世紀、ヨーロッパでは入浴の習慣がないので、
体臭を消すために香りが使われていました。
17世紀上流貴族はお気に入りの香りを調合してもらい、
香水瓶を特注して、自分のために香りを楽しんでいました。
18世紀香水店が設立されましたが、
それは特権階級の楽しみのためしか使われませんでした。
19世紀、蒸留や抽出技術の進化と合成香料の開発により、
大量生産が可能となり、香りは市民階級にも普及されていきました。
シャ〇ルやラ〇バ〇などのファッションデザイナーが、ブランドイメージの香水を作り、香りは流行をリードするものとなりました。
現代ではその香り、エレベーターなどで周りの人が鼻をつまむほどの強い香水をつけていても、本人はその香りが好きだから、どんどんエスカレートしていってしまいます。
その合成香料は、ヒトの臭覚を麻痺させ、ますます強い香りを求める悪循環に陥らせます。
そうなると脳は深い呼吸、安らぎや開放感を与えてくれる天然の香りを、嫌いな香り、と感ずるようになってしまうこともあるのです。
まずは強い香り、持続する合成の香りを遠ざけることで、臭覚を正常な状態に戻しましょう!
臭覚は脳と密接な関係で、認知症との関係性もわかってきています。
混ぜもののない天然の純粋な香りで臭覚を正常にして、脳を活性化させ、いつまでも健康で過ごしましょうね。
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