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香りの効果・効能

香りは、

体の免疫力を上げたり、

うつを改善したり、

中々治らなかった鼻づまりが解消したり、

他にも香りをかぐことによって知らない間に体の不調が改善したりします。

でもそれは、天然の香りをかいだときの話です。

 

日本では香りは雑貨扱いなので、

成分表示には「香り」と表示するだけでよく、

メーカー側に問い合わせても答える必要がないので、

その香りが天然なのか合成なのか、私たちには知ることができないのが現状です。

 

体、とりわけ脳にダイレクトに働きかける香り

それが体の作用に直接影響するものなら安心して使える天然のものを使いたいものです。

 

アロマーテラピーは、人類のもっとも昔の治療体験にルーツをもっています

 

もっとも古い時代の人間たちは、

たぶん偶然に、食物として集めてきた葉、液果、根のうちのあるものが

病苦の人々の気分を良くしたり、

そうしたものの汁液が傷をなおすのに役立ったりすることをみいだしました。

また、病気になった動物が選んで食べる植物を観察したものと思われます。

そういう知識が発見されると種族の間で伝えられ、みんなが共有する知恵の一部となったと考えられます。

 

低木や高木の枝が燃料として火の中に投じられたとき、

その枝から発する煙と芳香が、

人々を眠くさせたり、幸せに感じさせたり、興奮させたり、

その火を囲む人々が同じ感覚を味わったとすれば、

また同じ木からとった枝を別の時に燃やした場合にも同じことがおこったとすれば、

その木はそうした効果を生み出すものと認められ、

医療や宗教に使われるようになったようです。

医学のもっとも初期の形態は、患者を「煙でいぶす」でした。

たとえば、かなり最近までフランスの病院では、

殺菌消毒剤として病棟でタイムとローズマリーを燃やしていたそうです。

この植物の芳香物質・精油は、

日本では最近は知らない人はいないくらい一般的なものになりましたが、

太古の昔から医療用や個人の化粧や治療に使われていました。

 

精油の本質

精油は植物の花や葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂、などから抽出した天然の芳香物質です。

名前に「油」という字が入っていますが、オリーブ油やごま油のような油脂ではありません。

水より軽くて、水に溶けにくい性質があるため、水に入れる油のように表面に浮くので、この名前がついたようです。

 

精油の特徴

①芳香性(非常に強い香りを持っている)
②揮発性(空気中に放置すると蒸発する)
③親油性・脂溶性(油によく溶ける)

この3つの特徴があります。

また精油は、数十から数百種類のもの化学物質が集まってできた有機化合物です。

原料となる植物によって成分の種類や量が異なり、得意な成分も含むものも多くあります。

それらの成分が複雑に混ざり合って、それぞれの精油が持つ個性的な香りと、

人間の心身への働きかけるさまざま作用を生み出すのです。

 

精油は、植物でできているからすべて安心というわけではありません。

100%植物でできた天然のものでも、

精油の成分は非常に凝縮されていて濃厚なため、ときには刺激となってしまう場合もあります。

中には石油を原料として、本物の匂いをまねてつくられた合成香料もあります。

 

植物にとっての精油の役割

植物の芳香物質は、植物全体に均一に含まれているわけではなく、

特殊な分泌腺で合成され、近くの油細胞と呼ばれる袋の中に蓄えられます。

その油細胞は、

葉の表面に、

果実の皮の中にあったりと、

植物によって芳香物質を合成する場所が異なるため、

精油の抽出部位も植物によって異なります。

 

ではなぜ、植物はこのような香りを分泌しているかというと、種の保存のためなのです。

1、昆虫や鳥を引き寄せて子孫繁栄をはかるため。
2、害虫・鳥を寄せつけないため。
3、有害な菌やカビの発生を防ぐため。
4、ライバルの発芽や成長を妨害し生存競争に勝つため。
5、精油を汗のように蒸発させて、暑さから身を守る。
6、ホルモンのように情報伝達物質的な働きをする。

 

 

精油の体への働きかけ

精油は嗅覚から脳へ伝わる経路と、血液循環によって全身へ伝わる経路があります。

嗅覚からは、
呼吸によって鼻の奥にある臭細胞と言われるところに届き、

この刺激が電気信号に変えられて大脳へと送られ、「におい」として認識されます。

においが伝わる大脳辺縁系は、

動物としての本能的行動や情緒をコントロールし、直接身体の機能調節にかかわってきます。

もう一つは、鼻から吸い込んだ成分の一部、

それは粘膜から血管に入り、

肺に入り、

らに肺胞という組織から再び血管に入って、

血液循環によって全身をめぐります。

どちらも身体に吸収される量は非常に微量ですが、

凝縮された成分は微妙な配分や種類の違いによって、さまざま効果を生み出します。

 

精油の働き

精油が体にどのように作用するのでしょうか。

生理作用
呼吸や睡眠、体温調節、消化、ホルモン分泌など、生命を維持しているものに働きかけます。

 香り→鼻脳辺縁系 自律神経・ホルモン・免疫系

 

心理作用
香りによる記憶への働きかけ

香り→鼻→海馬(記憶を司る)→「温かい」「明るい・・・プラスのイメージを喚起

 

抗菌作用
精油には強力な抗菌作用があります。

 

生体リズム調節作用
香りをかぐことによって、生体のリズムを整えてくれる作用があります。

 

薬理作用
精油に含まれる成分の中には、消炎・鎮痛・鎮痙作用があり、太古の昔から打撲や傷の手当てに使われてきました。
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