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化粧品 成分 石油系

肌の構造

ヒトの肌は、とても精巧にできています。

皮膚は表皮と真皮とあり、その間に基底層というのがあり、それが皮膚の素になっています。

基底層で生まれた皮膚は、有棘層、顆粒層を経て、再表面の角質層に行き、最後は垢やフケとなって剥がれ落ちて行きます。

皮膚の厚さは顔全体で0.2mmくらいしかありませんが、角質層は外部からアレルギー物質などが侵入しないように強固なバリア機能をはたし、水分の蒸発を防いでいます。

ところが化粧品に含まれる石油化学物質が、この大切なバリア機能を壊してしまうのです。

 

合成界面活性剤

それはなぜか?

石油化学物質(以下化学物質)でできた有効成分とされるものを肌の中に浸透させるためです。

そこで使われるのが、混ざらないもの(水と油)を混ぜ合わすことのできる合成界面活性剤です。

コストも格安で安定的に供給できる、メーカーにとってはとても都合の良い成分です。

ですが、人の肌にとっては有害なものです。

 

バリア機能が壊れると水分は蒸発

合成界面活性剤は、強い洗浄力があり、強制浸透力があります。だから油汚れを落す台所洗剤などにも使われています。

ヒトの肌の角質層は8~10層にもかさなっているので、本来なら水も油も通しません。

ところがこの合成界面活性剤は、角質層の細胞監視室や天然保湿因子を溶かし、バリア機能を壊してしまいます。

そのようにして有効成分とされるものを強制的に浸透させていくのと同時に、

アレルギー物質や雑菌類まで肌の中に侵入させてしまい、

おまけに水分を蒸発させて乾燥肌や肌荒れの原因を作ってしまうのです。

 

表皮の構造

表皮の厚さは平均0.2mmほどしかありませんが、

その細胞は基底層で生まれ、有棘層、顆粒層を経て、再表面の角質層に行き、最後は垢やフケとなって剥がれ落ちていきます。

このサイクルをターンオーバー(新陳代謝)と言います。

基底層は1層だけですが、有棘層は5~6層、顆粒層は2~3層、角質層は約8~10層からなり、とても精巧にできています。いちばん外側の角質層は、たった0.01~0.02mmほどしかありません。サランラップ2,3枚を重ねた厚みです。そこに8~10層もの水と油が交互に重なりあった角質細胞間脂質があり、その表面は皮脂膜でおおわれていて、水をはじきます。

お風呂やプールに入っても水が体に浸透しないのはこの構造のおかげです。

化学物質はこの大切な皮脂膜を奪い、バリア機能も溶かしてしまいます。

また皮脂膜は、表皮常在菌と共存して、皮膚のphを弱酸性に保ち、悪玉菌の繁殖を防いでいます。

 

最近はケミカル成分に依存しない、分子を超微粒子化して浸透させるナノ化技術もあらわれていますが、これは表皮から真皮までつきぬけて皮下組織の毛細血管にはいりこみ、経皮毒になる危険性が指摘されています。

皮膚は、下から表面に向かってターンオーバーを繰り返し、つねに再生していくのが自然なすがたであるのに、上から下は自然の行為に逆らったものです。

これは、肌の自然な生理作用に反していること。

ましてや大事な肌のバリア機能を破壊するなどあってよいのでしょうか。

化粧品の役割は、肌本来の機能を大切に保ち、乱れを正常化し、助長するものでなければなりません。

化粧品の成分は、しっかり選んでお使いください。

 

ご自分ではわからないとおっしゃる方はご相談に応じますので、いつでもご相談ください。

新陳代謝を促す化粧品のスキンケアも行っておりますので、ご体験ください。

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